シルバーが放物線的な高値を付けるも仮想通貨が追随せず、ビットコインの「ハードアセット」論が崩壊
概要
2025年のシルバーの放物線的な高騰とゴールドの力強いパフォーマンスは、ビットコインが「デジタルゴールド」またはハードアセット取引の直接的な恩恵を受けるという従来の論説に亀裂を生じさせました。実質利回りの低下、ドル安、地政学的リスクの上昇といった、非利付価値貯蔵手段を支持する好ましいマクロ環境にもかかわらず、ビットコインはアンダーパフォームし、12月下旬時点で年間約8%下落しました。この乖離は、市場が安全を求める際に、貴金属のような有形ヘッジを投機的なデジタル資産よりも優先していることを示唆しています。シルバーの上昇は、グリーンテクノロジーや電子機器に関連する産業需要という、ビットコインが欠いている構造的な要因によって一部推進されました。貴金属とビットコインは金利低下から恩恵を受けますが、シルバーには物理的な消費による下支えがあるのに対し、ビットコインは高ベータのリスク資産のように取引されています。ビットコインが安全資産の需要を取り込むためには、機関投資家の配分が仮想通貨に戻るか、個人投資家のセンチメントが回復するか、あるいはビットコイン特有の耐検閲性などの特性がより重視されるマクロショックが発生する必要があります。
(出典:CryptoSlate)