ハッキングが多発する中、日本は暗号資産交換業者に準備金の義務付けへ
概要
日本の金融庁(FSA)は、ハッキングや運営上の失敗が発生した場合に顧客を補償するため、暗号資産交換業者に対し、証券会社と同様の負債準備金の積立を義務付ける法案を2026年に提出する予定です。これまではコールドウォレットでの資産保管が義務付けられていましたが、損失発生時の準備金義務が欠けていた点が、度重なる高額ハッキング事件(2024年のDMM Bitcoinの事件など)を受けて、容認できないと見なされました。FSAは、準備金要件の一部を保険で満たすことも検討しており、これはEUや香港の政策と類似しています。さらに、規制の枠組みは準備金にとどまらず、交換業者が破綻した場合に顧客資産を迅速に返還するための厳格な資産分別や、暗号資産を金融商品として再分類し、インサイダー取引禁止や開示ルールを強化することも視野に入れています。これらの動きは、暗号資産の利益に対する税率を最高55%から株式と同じ20%の定率に引き下げる税制改革と並行して進められており、日本の暗号資産業界の強化と機関投資家の参加促進を目指しています。
(出典:Bitcoin Magazine)