新作映画「Code is Law」が暗号資産ハッキングの背後にある道徳的ジレンマを探る
概要
ジェームズ・クレイグ監督のドキュメンタリー映画「Code is Law」は、10月21日に公開され、2014年のMt. Goxハッキングや2016年のDAOハッキングなど、主要な暗号資産ハッキングを分析することで、「コードは法であるべきか」という倫理的なジレンマを探ります。この映画は、分散型自律組織(DAO)が1億6000万ドルを集めた後に被害に遭った経緯を追っています。
この映画は、スマートコントラクトの内部ロジックを利用してトークンを不正に取得する攻撃者が非難されるべきか、それとも単なる「フェアプレイ」なのかという議論を人間の視点から提示します。また、攻撃者の一人であるティーンエイジャー、アンディーン・メジェドヴィッチの「奪えるなら、それは私の権利だ」というアナーキーな世界観と対比させています。
「コードは法である」というフレーズは、コードをサイバースペースを構築する規制の一形態と見なしたローレンス・レッシグに帰せられます。しかし、記事はコードが効果的な法律として機能しない二つの根本的な問題を指摘しています。第一に、コードの厳格な論理が人間の行動の流動性に対応するのが難しく、柔軟な人間による管理の方が効果的であること。第二に、コードには政府が持つ暴力の独占という究極の執行手段がなく、被害者は最終的に外部の法制度に訴えることになるためです。
(出典:Cointelegraph)