ECB Lagarde氏のデジタルユーロ警告:なぜ欧州は米国のステーブルコインモデルを単に模倣すべきではないのか
概要
欧州中央銀行(ECB)のChristine Lagarde総裁は、欧州は米国のステーブルコインモデルを単に模倣するのではなく、中央銀行通貨に裏打ちされたトークン化決済インフラの構築に注力すべきだと主張しています。マドリードでのスピーチにおいて、Lagarde氏はTetherやCircleなどの米ドル連動型ステーブルコインの支配が、金融安定性へのリスクとなり、「デジタル・ドル化」を招く恐れがあると警告しました。
Lagarde氏は、2023年のSilicon Valley Bankの破綻を例に挙げ、ステーブルコインの償還圧力が資産市場に悪影響を及ぼすリスクを指摘しました。INGやBBVAを含む銀行コンソーシアムのQivalisは、ドル化のリスクに対抗するために民間発行のデジタルユーロの計画を発表していますが、Lagarde氏は、非銀行発行者によるリスクを軽減するためには、中央銀行通貨を基盤とした公共インフラの整備が不可欠であると強調しています。
(出典:CoinDesk)