脅威は目前に迫っていないが、ビットコインは量子計算に備えるべきである
概要
BlockstreamのCEOであるAdam Back氏は、実用的な量子コンピューティングが実現するのはまだ数十年先である可能性があるものの、ビットコインは将来の脅威に対して事前の準備を行うべきだと強調しています。パリ・ブロックチェーン・ウィークにおいて、Back氏は現在の量子システムはあくまで実験段階であると述べつつ、必要に応じて耐量子暗号へ移行できるような、オプションとしてのアップグレードを構築することを推奨しました。
この目的に向けて、Blockstreamはすでに脅威ベクトルの研究を進めており、Liquidネットワークではハッシュベースの署名を実装しています。Back氏は、Taprootのようなプロトコルを利用すれば、既存のユーザーに影響を与えることなく代替署名スキームをサポートできる可能性があると示唆しています。これは、量子コンピュータが予想よりも早くビットコインの暗号を解読する可能性があるとするGoogleやCaltechの研究結果を受けた動きでもあります。
また、記事では、量子攻撃に対して脆弱なビットコイン(Satoshi Nakamotoの保有分を含む)を盗難防止のために凍結するという、開発者のJameson Lopp氏らによる論争を呼んでいる提案についても触れています。この提案は、コミュニティから「権威主義的で没収的である」として強い批判を受けています。
(出典:Cointelegraph)