ハーバードの暗号資産戦略の内部:なぜ寄付基金はビットコインを売却しイーサリアムETFを購入したのか
概要
ハーバード大学の寄付基金がビットコインの保有を削減し、イーサリアムETFへのエクスポージャーを増やしたことは、専門家によれば、両資産の最近の激しいボラティリティによるポートフォリオの再調整が目的であり、ビットコインからイーサリアムへの戦略的転換というよりも、リスクバランスを回復するための標準的な措置であるとしています。Michael Markov氏は、ボラティリティの上昇時にエクスポージャーを削減するのは、意図したリスク水準に戻すためのものであり、ビットコインへの確信を失ったことを意味しないと指摘しました。
また、暗号資産ETFのような流動性の高い資産を売却する動機の一つとして、プライベートエクイティ投資のキャピタルコールを賄うための流動性ニーズが挙げられ、公開資産の売却がこれらの義務を果たす最も簡単な方法となっています。ビットコインを削減したにもかかわらず、ハーバードは暗号資産から撤退したわけではなく、ブラックロックのイーサリアムETFを約5660万ドル購入しました。
HashdexのSamir Kerbage氏は、イーサリアムの購入を、ビットコイン以外の暗号資産に対する機関投資家の需要拡大の明確な兆候と見ています。イーサリアムは、オンチェーン金融アプリケーションやステーブルコイン開発の中心であり、機関レベルのステーキングを提供するため、純粋な方向性ベットというよりも、基盤となるインフラへのエクスポージャーと見なされ得ます。この動きは、米国の暗号資産規制の明確化と相まって、デジタル資産配分を拡大することに対する機関投資家の信頼の高まりを示唆しています。
(出典:CoinDesk)