DeFiレンディングプロトコルMoonwell、オラクルの設定ミスにより180万ドルの不良債権を抱える
概要
DeFiレンディングプロトコルMoonwellは、Base市場においてオラクルの設定ミスにより、約178万ドルの不良債権を計上したと発表しました。この問題は、ガバナンス提案MIP-X43が実行された際に発生し、Chainlink OEVラッパーコントラクトが有効化されました。問題となった設定では、Coinbase Wrapped ETH (cbETH)の米ドル価値を、cbETH/ETHの生の為替レートのみを使用して導出しており、本来の市場価値である約2,200ドルではなく、約1.12ドルとして報告されました。この大幅な低評価により、清算ボットが少額の債務返済で大量の担保を差し押さえる事態となり、合計で1,096.317 cbETHが清算され、プロトコルに不良債権が残されました。Moonwellは監視システムで異常を検知し、影響を受けた市場の上限をゼロに設定して流出を食い止めましたが、設定の修正にはガバナンス投票が必要です。また、この設定変更に関連するコミットにAIモデルClaude Opus 4.6が共同作成者として含まれていたことが判明し、注目を集めましたが、専門家はこれをAI生成コードの新規脆弱性というよりも、ヒューマンエラーの可能性もある低レベルな設定ミスだと指摘しています。これはMoonwellにとって連続するオラクル関連の障害の一つです。
(出典:The Block)