Tetherの5000億ドル規模の資金調達後退が憶測を呼ぶ—IPOは実現するのか?
概要
1850億ドルのUSDTステーブルコイン発行元であるTetherは、当初5000億ドルの評価額で150億~200億ドルの資金調達を目指していましたが、これを大幅に縮小し、わずか50億ドル、あるいは全く資金調達しない可能性も検討しています。この後退は、Arthur HayesらによるIPOへの期待が過熱した後に起こりました。投資家は、規制の精査、準備金の透明性への懸念、過去の不正使用疑惑などを理由に、高すぎる5000億ドルの評価額に難色を示しました。最近、S&Pグローバル・レーティングがTetherのリスク資産へのエクスポージャーを理由に格付けを引き下げたものの、同社は依然として収益性が高く、2025年には100億ドルの利益を計上しており、追加資金の運用上の必要性は低いです。CEOのArdoino氏は、ゼロの資金調達でも満足だと述べています。IPOの当面の見通しは暗くなりましたが、米国のステーブルコイン法案やTetherのUSATトークンなどの規制の進展が将来の上場の道筋をつける可能性があり、評価額の再調整が必要になるかもしれません。Tetherの慎重な方針転換は、投機的な評価額よりも収益性と透明性を重視する業界全体の傾向を示唆しています。
(出典:BeInCrypto)