Tetherが史上最大の取り締まりで1億8200万ドルのUSDTを凍結 — ベネズエラの暗号資産ライフラインは危機に瀕しているのか?
概要
Tetherは1月11日、Tronブロックチェーン上の5つのウォレットで1億8200万ドル相当のUSDTを凍結し、同社史上最大規模の資産凍結措置を実施しました。Tetherは凍結の具体的な引き金については明らかにしていませんが、オブザーバーは、国営石油会社PDVSAが制裁回避のためにUSDTなどのステーブルコインを通じて歳入の最大80%を流しているとされる状況から、資金がベネズエラの制裁回避を目的とした石油取引に関連していると推測しています。
ベネズエラは、ハイパーインフレと米国による制裁により、USDTを事実上の基軸通貨として重用しており、政府の石油取引決済と一般市民の日々の取引の両方に利用されています。TetherはOFAC制裁を遵守し、不正資金に関連するウォレットを凍結するなど、米国の法執行機関への協力的な姿勢を示してきました。
この巨額の凍結は、USDTの二面性を浮き彫りにしています。それはベネズエラ国民にとって経済的混乱を乗り切るための重要な金融ライフラインであると同時に、不正な資金の流れや制裁回避を阻止するための国際的な法執行努力の標的ともなっているのです。
(出典:CCN)