EUがXに1億2000万ユーロの罰金を科す、暗号資産のプライバシーに大きな脅威
概要
欧州連合(EU)は2025年12月5日、デジタルサービス法(DSA)に基づきX(旧Twitter)に対し1億2000万ユーロの罰金を科しました。これはDSAに基づく最初の主要な罰則です。EUは、Xの有料の青いチェックマークシステムがユーザーを誤解させていること、研究者による公開データへのアクセスを妨害したこと、および透明な広告情報を提供しなかったことの3点を主な問題点として指摘しました。Xにはこれらの問題を是正するための期限が与えられています。
この罰金は、暗号資産ミキシングサービスCryptomixerから2500万ユーロを押収したことや、物議を醸す「チャットコントロール」提案など、デジタルプライバシーツールに対するEUの広範な規制戦争の一環と見なされています。さらに、Krakenなどの主要な暗号資産取引所がMoneroなどのプライバシーコインを上場廃止に追い込まれており、2027年7月に完全施行されるMiCA規制により、プライバシーコインのサポート禁止や1,000ユーロを超える取引の追跡が義務付けられます。
記事は、取引報告を義務付けるDAC8フレームワークや単一の暗号資産規制当局設立の提案と相まって、これらの措置が暗号資産の核となる原則であるプライバシーと自由を破壊していると結論付けています。また、ブロックチェーンの永続性がEUの「忘れられる権利」と技術的に衝突するという問題も指摘されています。業界関係者はこれを存亡の危機と捉えており、暗号資産のイノベーションがヨーロッパ外へ流出する可能性があるとしています。
(出典:Brave New Coin)