EU、全加盟国にわたる単一の暗号資産規制当局の創設へ動く
概要
欧州委員会は、欧州証券・市場監督局(ESMA)に対し、MiCA規制の下で運営される主要な暗号資産取引所、取引プラットフォーム、およびサービスプロバイダーを直接監督する権限を与えることを正式に提案しました。この動きは、企業がマルタやキプロスのような規制の緩い国を選ぶという規制裁定取引につながった、各国規制当局がライセンスを発行する現在の断片的なシステムに取って代わることを目指しています。支持者らは、中央集権化された「欧州版SEC」が、一貫性を高め、米国の金融市場に対するEUの競争力を向上させ、システミックリスクをより良く管理すると主張しており、これは欧州中央銀行(ECB)総裁クリスティーヌ・ラガルドの提案とも一致しています。しかし、この提案は、規制の自主性と競争上の優位性を失うことを懸念するマルタ、ルクセンブルク、アイルランドなどのいくつかの加盟国や、中央集権化が意思決定の遅延や官僚主義の増加によりイノベーションを阻害する可能性があると警告する暗号資産業界から強い反発を受けています。この提案は、依然として欧州議会とEU理事会の承認を得る必要があり、重大な政治的障害に直面しています。
(出典:Brave New Coin)