利下げの確率は88%:ビットコインが暴落する一方で銀が急騰しているのはなぜか?
概要
連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待の高まり(CME FedWatchデータによると12月10日の会合で25ベーシスポイントの利下げが87.6%の確率で織り込まれている)とドル安を背景に、貴金属、特に銀は過去最高値を更新し、金も6週間ぶりの高値をつけました。銀の急騰は、ロンドンでの記録的な逼迫による在庫枯渇や、上海先物取引所の倉庫在庫が過去10年近くで最低水準に達するなど、深刻な供給制約によっても後押しされています。
対照的に、「デジタル・ゴールド」と呼ばれるビットコインは逆の動きを見せており、10月の高値から約30%下落しました。この乖離の要因としては、11月の米国上場ビットコインETFからの約34億ドルの純流出、Yearn Financeのハッキング事件によるDeFiセンチメントの悪化、そして日本銀行総裁による利上げの可能性の示唆が世界的なキャリー・トレードの巻き戻し懸念を引き起こしたことなどが挙げられます。利下げは中長期的にはビットコインに有利に働くはずですが、短期的なヘッドウィンド、特にETFの資金フローとレバレッジ清算が価格動向に強く影響しています。
(出典:BeInCrypto)