ESMAによる暗号資産監督の一元化に関するEU計画が業界を二分
概要
欧州委員会は、米国SECに似た中央集権的な規制の枠組みを構築するため、欧州証券・市場監督局(ESMA)に証券取引所および暗号資産サービスプロバイダーに対する直接的な監督権限を拡大する計画を立てています。この計画は12月に草案が公表される予定ですが、業界内で意見が分かれています。MorphoのFaustine Fleuret氏は、監督を一元化することでリソースが逼迫し、特に暗号資産やフィンテックの新興企業にとって意思決定とイノベーションが遅れると警告しています。彼女は、ESMAがすべての意思決定を一元化するのではなく、ライセンスの停止や取り消し能力など、国内規制当局に対するより強力な監督権限を持つべきだと提案しています。一方で、FireblocksのDea Markova氏のような政策専門家は、集中化された管理がMiCAの下でのライセンス、サイバーセキュリティ、カストディリスクといった重要な懸念事項に対する標準設定とガイダンスを統一するのに役立ち、監督の収束を促進すると見ています。この単一の監督機関の設立という考えは、欧州中央銀行(ECB)総裁クリスティーヌ・ラガルド氏も以前支持していました。
(出典:Cointelegraph)