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暗号資産の「分散化」の幻想が、またしてもAWSの停止によって打ち砕かれる

CoinDesk
AWSの停止によりCoinbaseやBaseなどの主要な暗号資産サービスが中断し、業界が中央集権的なクラウドインフラに過度に依存していることが浮き彫りになりました。

概要

2025年10月20日に発生したAmazon Web Services(AWS)の大規模な停止により、CoinbaseやそのBaseレイヤー2ネットワーク、ConsenSysのInfuraといった主要な暗号資産プラットフォームを含む広範囲のサービスで障害が発生しました。この出来事を受けて、コミュニティからは「分散化」を謳うプロトコルが中央集権的なクラウドインフラへの依存によって停止したことへの批判が即座に噴出しました。

Infuraのようなインフラプロバイダーは、Ethereumメインネット、Polygon、Arbitrum、Optimism、Linea、Base、Scrollの複数のネットワークエンドポイントが影響を受けたと報告しました。根本的なブロックチェーンのコンセンサス層は無事でしたが、ほとんどのユーザーが利用するフロントエンドアクセスやAPIゲートウェイがオフラインになったことで、ユーザーとの接点が遮断されました。これにより、実行のスケーリングを目的とする多くのレイヤー2ソリューションでさえ、重要な運用において中央集権的なクラウドサービスに大きく依存しており、単一障害点となっている実態が露呈しました。

専門家は、BitcoinやEthereumなどの主要なレイヤー1ネットワークは、世界中に分散したバリデーターセットのおかげでトランザクション処理を継続したと指摘しました。この事件は、L2を通じて速度と低コストを選択するプロジェクトが、しばしば分散化のポイントを犠牲にしているという業界の持続的な緊張関係を浮き彫りにしました。2025年4月のAWS停止後にも同様の警告があったにもかかわらず、中央集権的なプロバイダーへの依存度はほとんど変わっておらず、真に分散化されたバックエンドインフラへの移行が依然として大きな課題であることを示唆しています。

(出典:CoinDesk)